医師との結婚、何科の医師がベター？

外科医は長時間の手術、その後のケアなどで非常に忙しく、また緊急手術などの突発呼び出しにも対応する必要があり、激務で病院の外でゆっくり過ごせる時間は少ないです。

その結果、外科医師は病院と関係のない女性と知り合う機会が少なく、どうしても病院内で出会う異性に目が向きます。そして、医療従事者同士の結婚が増える傾向にありますのです。

外科医師は結婚しても、その激務から解放されることはなく、結婚生活はそれほどバラ色ではない場合が多いといえます。

特に若手の外科医師は、労働環境が厳しく、激務のために結婚生活を犠牲にすることが重なり、離婚というケースに陥ってしまう例も 少なくありません。

昔ながらの古い滅私奉公のような職場習慣が残っているような病院の場合、転職して、近代的な労働環境を作ろうと努力している病院に移籍することも、結婚生活安定の方法かもしれません。

整形外科病院で多いのは、交通事故、工場での事故などで外傷を負い、救急車で搬送された重症患者の緊急手術を行うということです。

整形外科医も外科医と同様に、病院と関係のない女性と知り合う機会が少なく、割と身近な医療関係者と結婚する場合が多いようです。

病院勤務の内科医は激務です。入院患者を受け持つことが多く、患者の容体によっては夜間に急に呼び出されることも少なくありません。

また手術時の待機、土日の当直勤務などもあります。内科医は通常の診察以外の仕事で拘束される時間が他の診療科目よりもかなり多いといえます。

このため、なかなか家に帰れず、既婚者であれば妻が苦労することが多いと言われています。

しかし、内科の勤務医は開業医になる機会が多いといえます。

内科の開業医は下のグラフに示すように、他の診療科目と比べ群を抜いて多く、内科は必要とされているのです。（厚生労働統計一覧より）

内科の開業医院になると、入院患者を持たないことが多いので、勤務時間は勤務医時代よりもかなり楽になる人が多いです。

夜間の待機、急な呼び出しもなくなり、週に1〜2日休診に設定にして、休みも十分確保できます。

開業の設備投資、その後の経営コストなどで勤務医時代より年収が下がる場合もありますが、精神的にゆとりが持てて、家族サービスも可能で、開業して良かったと思う人は多いようです。

小児科医も内科医同様激務です。相手が子供なので、大人相手より突発事態は多く起きます。

突然の発熱など日常茶飯事で、勤務時間以外での呼び出しも多くなります。子供の親への対応で精神的なストレスも少なくないようです。

小児科医なので、自分の子供が病気になったら診察してくれそうですが、実際は病院勤務が多忙で、あまり頼りにならないなんて話もあります。

どんな状況でも妻が一人で対処する覚悟が必要です。

小児科医の場合、開業しても普通の内科医より、子供の急な発熱など飛び込みの急患が多く、気が休まる時間は少ないようです。